おからドーナツ、手作り豆腐、手織り製品など、障がいを持った方々の就労支援と社会参加を支援するNPO

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特定非営利活動法人ひょうたんカフェ

お電話でのお問い合わせ 052-485-4535

愛知県名古屋市中村区砂田町2丁目15番地 

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はじまりからの物語

プロローグ

『はじまりは一本のさをり織りとの出会いでした。
さをり織りの教室の壁に飾ってあったちょっと変わった織り。横糸がダラダラと出て、様々な色の糸が混じり合っていて、平面的な織りなのに立体的な質感があって・・自然体でいて、心を打つような力強さを感じました。そして、それを織ったのが知的に障がいをもつ方であることを知りました。』

 

現ひょうたんカフェ副代表の井上が今から10数年前に一本のさをり織りと出会ったことがきっかけとなり、当時勤めていた障害者施設の一角で知的に障害をもつ方々と一緒にさをり織りを始めました。施設の同僚であった現ひょうたんカフェ代表の橋本がそこに巻き込まれていきます。

 

『織りを通じて障がいのある方のキラリと光る才能を発見し、その感動をもっと様々な方と共有していきたいと考えるようになりました。』
 

施設での活動を通じて二人が共有したこの思いが、その後ひょうたんカフェの活動を始め広げていく原動力となりました。「地域の中で障害のある方もそうでない方も一緒に織りを楽しみ、互いに刺激を受け合う関係を作れるような空間を作りたい。」と考え、施設を退職して小さな民家を借り「さをり工房おりのあな」と名付けたその場所で地域での活動をスタートしたのです。制度を使わない事業ならではの自由さの中でいろいろな試行錯誤を重ねながら、現在のひょうたんカフェへとつながる基礎ができあがっていったように思います。

ひょうたんカフェ誕生~手作り豆腐事業でさらに地域の中へ

3年間の活動期間を経てNPO法人ひょうたんカフェを設立し、「さをり工房おりのあな」の活動を「地域活動支援事業デイサービスおりのあな」に引き継ぐ形で、豊国神社の赤鳥居のすぐふもとの古い民家に引っ越し、織り機を10台並べてのスタート。設立前からの思いであった「さをり織り」を活動の中心に据えて、作品展などの機会を通じて社会への働きかけを積極的に行うと同時に、デイサービスとして地域のさまざまなニーズにもできる限りこたえるよう努力をしました。就労の合間に余暇の場として活用したい人、長く在宅で過ごしていて社会に出る初めての場として利用される人・・調理実習やヨガなどのプログラムも取り入れながら、さまざまなニーズの方々がそれぞれのペースで過ごせる場所として少しずつ地域の中で役割を得ていきました。
 

『利用者さんの中には学校後の「働く場」のニーズをもっている方もみえました。授産施設の職員だったこともあり、二人の中では「障害のある方の働く場」を法人設立前からあれやこれやとあたためていました。そして出会ったのが「蔵王すずしろの豆腐」でした。一番の決め手はその豆腐がとってもおいしかったことでした。大豆そのものの味がぎゅっとつまっていて濃厚で、素朴なのですが個性的な豆腐です。ものづくりは何でもそうだと思うのですが、その豆腐でもって蔵王でいきいきと働いている障がいを持った方々の姿が現れているような気がしました。』
 

こうして始まった「手づくり豆腐工房」の取り組みは、リヤカーでのひき売りや豆腐店や各種イベント等での販売活動を通じて徐々に地域に浸透していき、のちのカフェオープンや就労支援事業開始の布石となります。
 

『昔ながらの豆腐のひき売りは中村区という土地に調和し、自然に溶け込んでいるようです。リヤカーをひっぱる自閉症の彼とラッパの音がすっかりなじんで毎週買ってくださるお客様も増えてきました。売り上げを伸ばしていくのはもちろんのこと豆腐を買いに訪れた方がふとひょうたんカフェの日常のひとコマにふれるような、そんな地域との結びつきが生まれる場になればと思っています。』

移転、カフェのオープン、次なる挑戦

2軒の民家に分かれて活動を続けていくうちに建物が手狭になり、平成24年に基盤整備事業補助金を活用して現在の倉庫を改修した建物に移転しました。移転と同時に地域活動支援事業から生活介護事業へ移行。平成21年から開始した「ヘルパーセンターらいぶ☆YOU」の事業も含めて新しい場所での再スタートを切りました。以前の建物ではご利用が難しかった車イスの方も受け入れできるようになり、生活介護としての役割もさらに広がっていきます。
翌25年の秋にはデイセンターの一角にカフェコーナーをオープンし、同時にオリジナルのおからドーナツの製造販売も開始。従来のさをり織りや豆腐に加えておからドーナツを通じての地域社会との接点をひろげつつ、就労継続支援B型事業の開始に向けた助走が始まります。

就労継続支援B型事業の開始

法人設立から9年目を迎えた平成27年4月に、単独型の生活介護事業から就労継続支援B型事業と生活介護事業の多機能型に変更。これまでのさをり織り、豆腐、カフェ、ドーナツなどモノづくりの実績を引き継ぎつつ、そこに就労支援の視点を織りこんだ事業の形づくりに取り組みはじめました。
また、生活介護事業でも利用者の方々の個々のニーズに応えるような丁寧な支援の積み重ねを心掛けており、それぞれの事業がより特色や個性を発揮できるようになることで多機能型としての意味づけが生かされてくると感じています。
 

『ひょうたんカフェは、「自由に、好き好きに・・自分らしく」枠にとらわれないというさをり織りの風土が流れています。それはさをりであっても豆腐であっても、また、障がいがあってもなくても変わることのない原点。その原点でもってどこまでいけるのか、このさきどんな形になっていくのか・・それはひょうたんカフェが社会に向けたチャレンジでもあるのだと思います。』
 

障害者自立支援法が施行されてから12年。それと同年同月の平成15年4月に「さをり工房おりのあな」が産声をあげてから今日までのひょうたんカフェの歩みは、時代の流れやニーズに大きく左右されながらのものでした。大きく変わっていく時代の流れの中での小さなひょうたんカフェのチャレンジがどこまで続くのかはわかりません。
大切なのは原点をぶれることなく持ち続けること、そして、時代の変化を楽しみながら自らも常に変化していくためのチャンネルを持ち続けていくこと。
それが社会の中で必要とされながら活動を続けていくNPOとしての使命でもあると思います。
 

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